do-whileループは、論理式のチェックが各反復の 最初ではなく最後に行われること以外は、whileループと 全く同じです。通常のwhileループとの主な差は、 do-whileループは最低1回の実行を保証されていることです。 一方、通常のwhileループは、実行されないかもしれません (論理式は各反復の最初でチェックされるので、 最初から値がFALSEである場合はループの実行は すぐに終わります)。
do-while ループの構文は次の一つのみです。
<?php
$i = 0;
do {
echo $i;
} while ($i > 0);
?>
上記のループは必ず一度だけ実行されます。その原因は、最初の反復の後、 論理値のチェックを行った際に値が FALSE となり ($i は 0 より大きくない)、ループの実行が終了するためです。
優れたCプログラマは、コードブロック中での実行中止が可能な do-whileループの別の使用法について熟知している かもしれません。 これは、do-while(0)でコードを括り、 break 文を使用する方法です。次のコードは、この方法の例を示しています。
<?php
do {
if ($i < 5) {
echo "i は十分大きくはありません。";
break;
}
$i *= $factor;
if ($i < $minimum_limit) {
break;
}
echo "iはOKです。";
/* i を処理します */
} while (0);
?>
この例をすぐに理解できなかったり、全く理解できなかったりしても問題ありません。 この '機能' を使用しなくても、強力なスクリプトを書くことができます。 PHP 5.3.0 以降では、この技のかわりに goto 演算子を使うこともできます。