(PHP 4, PHP 5)
array_splice — 配列の一部を削除し、他の要素で置換する
配列 input から offset および length で指定された要素を削除し、配列 replacement でそれを置換します。
input の配列の数値添字は保存されないことに注意しましょう。
注意: replacement が配列でない場合は、 型変換 を行います (つまり
(array) $parameter
とします)。 たとえば replacement にオブジェクトや NULL などを指定した場合に、 予期せぬ動きをする可能性があります。
入力の配列。
offset が正の場合、削除される部分は 配列 input の最初から指定オフセットの ぶんだけ進んだ位置からとなります。 offset が負の場合、削除される部分は、 input の末尾から数えた位置からとなります。
length が省略された場合、 offset から配列の最後までが全て削除されます。 length が指定され、正の場合、複数の要素が削除されます。 length が指定され、負の場合、 削除される部分は配列の末尾から複数の要素となります。 ヒント: replacement も指定した場合に offset から配列の最後まで全てを削除するには、 length を求めるために count($input) を使用してください。
配列 replacement が指定された場合、 削除された要素は、この配列の要素で置換されます。
offset および length で何も削除しないと指定した場合、配列 replacement の要素は offset で指定された位置に挿入されます。 置換される配列のキーは保存されないことに注意してください。
もし replacement に一つしか要素がない場合、 要素そのものが配列やオブジェクトあるいは NULL でない限り、array() で括る必要はありません。
抽出された要素を含む配列を返します。
例1 array_splice() の例
<?php
$input = array("red", "green", "blue", "yellow");
array_splice($input, 2);
// ここでは $input は array("red", "green") となる
$input = array("red", "green", "blue", "yellow");
array_splice($input, 1, -1);
// ここでは $input は array("red", "yellow") となる
$input = array("red", "green", "blue", "yellow");
array_splice($input, 1, count($input), "orange");
// ここでは $input は array("red", "orange") となる
$input = array("red", "green", "blue", "yellow");
array_splice($input, -1, 1, array("black", "maroon"));
// ここでは $input は array("red", "green",
// "blue", "black", "maroon") となる
$input = array("red", "green", "blue", "yellow");
array_splice($input, 3, 0, "purple");
// ここでは $input は array("red", "green",
// "blue", "purple", "yellow"); となる
?>
例2 array_splice() の例
以下の文は、同様に $input の値を変更します。
<?php
array_push($input, $x, $y);
array_splice($input, count($input), 0, array($x, $y));
array_pop($input);
array_splice($input, -1);
array_shift($input);
array_splice($input, 0, 1);
array_unshift($input, $x, $y);
array_splice($input, 0, 0, array($x, $y));
$input[$x] = $y; // キーがオフセットと等価な配列に対して
array_splice($input, $x, 1, $y);
?>