strptime() は date をパースした結果を配列で返します。エラー時には FALSE を返します。
月名や曜日、そしてその他の言語依存な文字列は setlocale() (LC_TIME) で設定された現在の ロケールを考慮して返します。
パースする文字列(例: strftime() の返り値)。
date で使用されているフォーマット (例: strftime() で使用されていたものと同じ)。 strftime() で使えるオプションの中には、 strptime() では何の影響を及ぼさないものがあることに注意しましょう。 実際にサポートする範囲がどのようになるのかは、 使っている OS と C ライブラリに依存します。
フォーマットオプションについての詳細は strftime() のページを参照ください。
成功した場合は配列、失敗した場合に FALSE を返します。
パラメータ | 説明 |
---|---|
"tm_sec" | 分未満の秒数 (0-61) |
"tm_min" | 時間未満の分数 (0-59) |
"tm_hour" | 0 時以降の時間数 (0-23) |
"tm_mday" | 月内の日数 (1-31) |
"tm_mon" | 1 月から数えた月数 (0-11) |
"tm_year" | 1900 年以降の年 |
"tm_wday" | 日曜日からの日数 (0-6) |
"tm_yday" | 1 月 1 日からの日数 (0-365) |
"unparsed" | date の中で、指定された format で判断できなかった部分 |
例1 strptime() の例
<?php
$format = '%d/%m/%Y %H:%M:%S';
$strf = strftime($format);
echo "$strf\n";
print_r(strptime($strf, $format));
?>
上の例の出力は、 たとえば以下のようになります。
03/10/2004 15:54:19 Array ( [tm_sec] => 19 [tm_min] => 54 [tm_hour] => 15 [tm_mday] => 3 [tm_mon] => 9 [tm_year] => 104 [tm_wday] => 0 [tm_yday] => 276 [unparsed] => )
注意: この関数は Windows 環境にはまだ実装されていません。
注意:
内部では、この関数はシステムの C ライブラリ関数 strptime() をコールしています。 このライブラリ関数は、OS によって挙動が異なることがあります。 date_parse_from_format() はこの問題の影響を受けないので、PHP 5.3.0 以降ではこちらの関数を使うことを推奨します。
注意:
"tm_sec" には、うるう秒も組み込まれています (現在は、年間 2 秒まで)。うるう秒についての詳細な情報は » Wikipedia の記事 を参照ください。
注意:
PHP 5.2.0 より前のバージョンでは、この関数が未定義の挙動をすることがありました。 特に "tm_sec"、"tm_min" および "tm_hour" が未定義の値になることがありました。