習慣的に、アプリケーションにテンプレートをプログラミングする手順は次のように進みます。
はじめに php アプリケーションにおいて変数を蓄積します
(おそらくデータベースのクエリーによって)。それから Smarty
オブジェクトのインスタンスを作成して変数を割り当て
(assign())、
テンプレートを表示 (display())
します。仮に株式相場表示を行うテンプレートがあったとしましょう。
これは php アプリケーションにより株式情報のデータを収集し、
テンプレートにこれらの変数を割り当てて表示します。
もし、前もってデータを取得する事を気にせずに、
テンプレートを単にインクルードする事で株式相場表示をアプリケーションに追加できれば良いと思いませんか?
これは、内容をフェッチし、テンプレート変数に割り当てるための カスタムプラグインを書くことで実現できます
Example 18.7. コンポーネント化したテンプレート
function.load_ticker.php -
このファイルを
プラグインのディレクトリ
においてください。
<?php
// 株式情報のデータを取得するための関数を用意します
function fetch_ticker($symbol)
{
// 様々なリソースから $ticker_info を
// 取得するロジックをここに記述します
return $ticker_info;
}
function smarty_function_load_ticker($params, &$smarty)
{
// 関数をコールします
$ticker_info = fetch_ticker($params['symbol']);
// テンプレート変数を割り当てます
$smarty->assign($params['assign'], $ticker_info);
}
?>
index.tpl
{load_ticker symbol='SMARTY' assign='ticker'}
銘柄: {$ticker.name} 株価: {$ticker.price}
{include_php}、
{include}
および
{php}
も参照してください。