認証

CVS の pserver では読み出し、書き込み操作の前に必ずサーバに 「login」 しなくてはなりませんでした—匿名操作のためにログインする場合でもそうでした。サーバに Apache httpdsvnserve を使った Subversion リポジトリの場合には、処理の前に認証確認をする必要はありません—認証が必要な処理を実行するときになって初めて、サーバはあなたの認証しようとします (それがユーザ名、パスワードの方式であっても、クライアント証明書であっても、両方でも、です)。そのため、もしリポジトリに不特定多数の人に対して読み出しアクセス権限を与える場合、読み出し操作のために認証する必要は一切ありません。

CVS と同様に、Subversion でも --no-auth-cache オプションを使って明示的に禁止しない限り、認証情報をディスク上 (自分の ‾/.subversion/auth/ ディレクトリ以下) に保存します。

しかしこの動作には例外があり、svn+ssh:// URL スキーマを使って SSH トンネル越しに svnserve にアクセスした場合です。この場合、ssh プログラムは、トンネルを使った通信を開始するにあたり無条件に認証を要求します。