名前

svn export — まっさらなディレクトリツリーのエクスポート

書式

svn export [-r REV] URL[@PEGREV] [PATH]
svn export [-r REV] PATH1[@PEGREV] [PATH2]

説明

最初の構文では、指定した URL のリポジトリから、まっさらなディレクトリツリーをエクスポートします。この際、REV を指定するとリビジョン REV から、指定しなければ HEAD リビジョンを使用し、結果を PATH に出力します。PATH を省略すると URL の最後の部分をローカルディレクトリ名として利用します。

二番目の構文では、PATH1 で指定したローカル作業コピーを PATH2 にまっさらなディレクトリツリーとしてエクスポートします。作業コピーへの変更はすべて保存されますが、バージョン管理下にないファイルはコピーされません。

別名

なし

変更対象

ローカルディスク

リポジトリアクセス

URL からのエクスポートの場合のみ

オプション

--revision (-r) REV
--quiet (-q)
--force
--username USER
--password PASS
--no-auth-cache
--non-interactive
--non-recursive (-N)
--config-dir DIR
--native-eol EOL
--ignore-externals

作業コピーからのエクスポートします (ファイル・ディレクトリごとに表示しません)。

$ svn export a-wc my-export
エクスポートが終わりました。

リポジトリから直接エクスポートします (ファイル・ディレクトリごとに表示します)。

$ svn export file:///tmp/repos my-export
A  my-export/test
A  my-export/quiz
…
リビジョン 15 をエクスポートしました。

オペレーティングシステムごとのリリースパッケージを作る場合、行末に特定の EOL 文字を使ってエクスポートすることができると便利です。--native-eol オプションはこれをしますが、ファイルが svn:eol-style = native 属性を持っているものだけに効果があります。例えば、すべての行末が CRLF であるファイルツリーをエクスポー トする場合 (おそらく Windows の .zip ファイルでの配布のような場合)、以下のようになります。

$ svn export file:///tmp/repos my-export --native-eol CRLF
A  my-export/test
A  my-export/quiz
…
リビジョン 15 をエクスポートしました。

--native-eol オプションで行末コードのタイプに、LR, CR, CRLF を指定できます。