名前

svn revert — ローカルファイルへのすべての編集を取り消します。

書式

svn revert PATH...

説明

ファイルやディレクトリに対する変更をすべて取り消して、競合状態を解消します。svn revertは、作業コピーの項目の内容だけではなく、属性の変更も取り消します。さらに既にやった準備操作を取り消すのにも使えます。(たとえば、ファイルに対する追加・削除準備も「取り消され」ます。

別名

なし

変更対象

作業コピー

リポジトリアクセス

なし

オプション

--targets FILENAME
--recursive (-R)
--quiet (-q)
--config-dir DIR

ファイルに対する変更を取り消します。

$ svn revert foo.c
foo.c を元に戻しました

ディレクトリ全体を取り消したい場合は、--recursive フラグを使ってください。

$ svn revert --recursive .
newdir/afile を元に戻しました
foo.c を元に戻しました
bar.txt を元に戻しました

最後に、いずれの準備操作も取り消せます。

$ svn add mistake.txt whoops
A         mistake.txt
A         whoops
A         whoops/oopsie.c

$ svn revert mistake.txt whoops
mistake.txt を元に戻しました
whoops を元に戻しました

$ svn status
?      mistake.txt
?      whoops

警告

svn revert は、目的のすべてがデータ (つまり未コミットの変更) を破棄するということのため、本質的に危険です。一度、revert してしまうと、Subversion には、未コミットの変更を戻す方法がありません

svn revert の対象を指定しなければ、何もしません— 間違った修正の破棄から作業コピーを守るために、svn revert には、少なくとも一つの対象が必要です。