(PHP 4, PHP 5)
passthru — 外部プログラムを実行し、未整形の出力を表示する
passthru()関数はexec()関数と同様、 commandを実行します。 引数 return_var を指定した場合、 Unix コマンドのステータスで置換されます。 この関数は Unix コマンドからの出力がバイナリデータであり、 ブラウザーへ直接返す必要がある場合、exec() もしくはsystem()の代わりに使用する必要があります。 よく使うのは、直接画像ストリームを出力することができる pbmplus ユーティリティの様なものを実行する場合です。content-type を image/gif に設定して、gifを出力するpbmplus プログラムを呼び出すことにより、直接画像を出力する PHP スクリプトを作成 することができます。
実行するコマンド
引数return_varが存在する場合、 Unix コマンドのステータスがこの変数に書かれます。
値を返しません。
ユーザが入力したデータをこの関数に 渡すことを許可する場合、ユーザが任意のコマンドを実行できるようシステムを欺くことが できないように escapeshellarg() または escapeshellcmd() を適用する必要があります。
注意:
プログラムがこの関数で始まる場合、 バックグラウンドで処理を続けさせるには、 プログラムの出力をファイルや別の出力ストリームにリダイレクトする必要があります。 そうしないと、プログラムが実行を終えるまで PHP はハングしてしまいます。
注意: セーフモード が有効な場合、 safe_mode_exec_dirの中にある実行プログラムのみ実行可能です。 実際的な理由により、現在、実行プログラムへのパスに ..を 含めることはできません。
セーフモードが有効な場合、コマンド文字列は escapeshellcmd() でエスケープされます。 つまり、echo y | echo x は、echo y \| echo x となります。