Technical books always face a certain dilemma: whether to cater to top-down or bottom-up learners. A top-down learner prefers to read or skim documentation, getting a large overview of how the system works; only then does she actually start using the software. A bottom-learner is a 「learn by doing」 person, someone who just wants to dive into the software and figure it out as she goes, referring to book sections when necessary. Most books tend to be written for one type of person or the other, and this book is undoubtedly biased towards top-down learners. (And if you're actually reading this section, you're probably already a top-down learner yourself!) However, if you're a bottom-up person, don't despair. While the book may be laid out as a broad survey of Subversion topics, the contents of each section tends to be heavy with specific examples that you can try-by-doing. For the impatient folks who just want to get going, you can jump right to 付録 A. Subversion クイックスタートガイド.
学習の仕方を問わず、本書は非常にさまざまな背景を持った人々にとって、有用であることを目的としています。— つまりバージョン管理についてまったく経験のない人から、経験を積んだシステム管理者までのすべての人たちです。どのような知識を既に持っているかに応じて、特定の章が大なり小なり重要になるでしょう。以下はさまざまな読者層ごとの「おすすめの読み方」と考えてください。
おそらく既にバージョン管理システムを利用したことがあり、さっさと Subversion をダウンロードしてサーバを立ち上げたいのでしょう。第5章 と 第6章 を読めば、どのようにして最初のリポジトリを作り、ネットワーク越しに利用できるようになるかがわかるでしょう。それが済んだら、第2章 と 付録 B. CVS ユーザのための Subversion が Subversion クライアントを理解するのに一番早いです。
あなたの管理者はおそらくもう Subversion を設定しているはずで、あなたに必要なのはどうやってクライアントを利用するかを理解することだけです。バージョン管理システムを利用した経験がないのなら、 第1章 は極めて重要な導入になります。第2章 は、Subversion クライアントのガイドツアーです。
ユーザであれ管理者であれ、最終的にはあなたのプロジェクトは大きくなっていくでしょう。そして Subversion のより進んだ機能を理解したくなるはずです。たとえばブランチの作り方やマージの仕方 (第4章)、 Subversion の属性サポートの使い方 (第3章)、 実行オプションの設定方法 (第7章) などです。こういった章は最初はピンとこないかも知れませんが、基本的なことを理解した後でぜひ読んでみてください。
おそらくあなたは既に Subversion になじんでいて、どうやってそれを拡張するか、 あるいは Subversion のたくさんある API を使ってどうやって新しいソフトウェア を作るかに興味があるでしょう。第8章はまさにそんな人に うってつけです。
本書のしめくくりはリファレンス情報です — 第9章 は、 すべての Subversion コマンドのリファレンスガイドと、いろいろな役に立つトピックに関する補足情報です。全体を一度読み終えたあとで戻ってくるのはきっとこの章でしょう。