名前

svn propset — ファイル、ディレクトリ、リビジョンの PROPNAME の値を、PROPVAL に設定します。

書式

svn propset PROPNAME [PROPVAL | -F VALFILE] PATH...
svn propset PROPNAME --revprop -r REV [PROPVAL | -F VALFILE] [TARGET]

説明

ファイル、ディレクトリ、リビジョンの PROPNAME の値を PROPVAL に設定します。 最初の例はバージョン管理下の作業コピーにある属性を作成し、二番目は、 バージョン管理外の、リポジトリリビジョンのリモート属性の作成です (TARGET はどのリポジトリにアクセスするかを決定するだけです)。

ティップ

Subversionは、動作に影響を与える 「特別な」 属性が、たくさんあります。そのような属性についての詳細は Subversion の属性項 をご覧ください。

別名

pset, ps

変更対象

作業コピー、URL を指定した場合はリポジトリ

リポジトリアクセス

URL を指定したときのみ

オプション

--file (-F) FILE
--quiet (-q)
--revision (-r) REV
--targets FILENAME
--recursive (-R)
--revprop
--username USER
--password PASS
--no-auth-cache
--non-interactive
--encoding ENC
--force
--config-dir DIR

ファイルの MIME タイプを、以下のように設定します。

$ svn propset svn:mime-type image/jpeg foo.jpg 
属性 'svn:mime-type' を 'foo.jpg' に設定しました

UNIX システム上で、あるファイルに実行権を付けたいときには、以下のようにしてください。

$ svn propset svn:executable ON somescript
属性 'svn:executable' を 'somescript' に設定しました

おそらく、共同作業者の便宜を考えると、いくつかの属性を設定するには内部的なポリシーが必要です。

$ svn propset owner sally foo.c
属性 'owner' を 'foo.c' に設定しました。

特定のリビジョンのログメッセージを間違ってしまい、それを変更したいとき、 --revprop を使って、svn:log に新しいメッセージを設定します。

$ svn propset --revprop -r 25 svn:log "Journaled about trip to New York."
属性 'svn:log' がリポジトリのリビジョン 25 に設定されました

あるいは、作業コピーがなくても、URL で設定できます。

$ svn propset --revprop -r 26 svn:log "Document nap." http://svn.red-bean.com/repos
属性 'svn:log' がリポジトリのリビジョン 25 に設定されました

最後に、ファイルを入力として、propset に与えることもできます。この方法で、属性値にバイナリ値を設定することさえできます。

$ svn propset owner-pic -F sally.jpg moo.c 
属性 'owner-pic' を 'moo.c' に設定しました

注意

デフォルトでは、Subversion リポジトリ内のリビジョン属性は変更できません。リポジトリ管理者は pre-revprop-change という名前のフックを作り、明示的にリビジョン属性の修正を有効にしなくてはなりません。 フックスクリプトについての詳細は リポジトリフックの実装項 をご覧ください。