Chapter 6. 高度なブランチ管理

Table of Contents

個々のブランチをフェッチする
git fetch と fast-forwards
強制的に fast-forward を使わずに git fetch を行う
リモートブランチの構成

個々のブランチをフェッチする

git-remote(1) を使用する代わりに、時には1つのブランチだけを 更新し、任意の名前でローカルに保存することもできます:

$ git fetch origin todo:my-todo-work

最初の引数 "origin" はクローン元のリポジトリからフェッチすることを git に伝えています。2つ目の引数はリモートのリポジトリの "todo" という 名前のブランチをフェッチし、refs/heads/my-todo-work という名前で ローカルに保存することを git に伝えています。

他のリポジトリにあるブランチをフェッチすることもできます;例えば、

$ git fetch git://example.com/proj.git master:example-master

は "example-master" という名前の新しいブランチを作成し、 指定した URL にあるリポジトリの "master" という名前のブランチの内容を 保存します。既に "example-master" という名前のブランチが存在する場合は、 example.com の master ブランチが与えるコミットの fast-forward を 試みます。詳細は次の節で説明します。